ワーカーズコープとは、どういう意味ですか?

ワーカーズコープは「協同労働の協同組合」、つまり協同労働という働き方を実践するための協同組合のことです。働く人々・市民が、みんなで出資し、民主的に経営し、責任を分かちあって、人と地域に役立つ仕事を行います。

ワーカーズコープとコープはどう違うんですか?

ワーカーズコープは労働者協同組合、コープは生活協同組合(生協)と呼ばれ、出資や経営、事業のあり方などが異なります。ワーカーズコープは働く人が組合員で、生協は利用者(消費者)が組合員となります。

ワーカーズコープで実践される「協同労働」とは、どんな働き方ですか?

雇用でも、独立自営でもない、働く仲間による民主的な働き方です。

雇われることなく、しかし自営業のように個人でもない、平等な組合組織(集団)を前提とした働き方です。みんなで相談して決めて、みんなで働く。そして組織内での地位や労働の対価も基本的にはみんな平等です。

若年層を中心とした雇用のミスマッチや失業対策、あるいは高齢化時代の労働市場を開拓する上で、これからの日本に必要不可欠な「働き方のもう一つの選択肢」です。

ワーカーズコープは、どのように運営されるのですか?

ひとつひとつが独立した事業体、そして「全組合員経営」が基本です。

全国で協同労働を実践する事業体、そのひとつひとつが独立した「協同労働の協同組合」、つまりワーカーズコープです。各組合は独立した事業体として、出資も仕事も経営も参加者(組合員)が全員で行います。

その活動を支援しているのがワーカーズコープ・センター事業団です。同事業団は、自ら独立した協同組合をつくるとともに、全国の協同組合の立ち上げ(仕事おこし)や運営を支援しています。

ワーカーズコープでは、どんな種類の仕事が多いのですか?

広く社会に貢献する、人と地域に役立つ仕事を中心に事業を行っています。

介護や福祉、清掃サービスなど公共性が高い業務分野を中心に事業を展開し、各地域の自治体からの業務委託も広く受注を獲得しています。このようにボランティア的な慈善・福祉活動ではない”本業を通じての社会貢献”は「コミュニティ・ビジネス」として注目を集めています。

また同分野以外でも、耕作放棄地や休耕田の再生につながる農業経営、惣菜やお弁当、豆腐製造など、安心安全の食を支える分野、各種製造業やサービス業、さらには出版・編集業務まで、さまざまな分野で協同労働の輪が広がりつつあります。

ワーカーズコープは日本独自のもの?それとも世界的活動なのですか?

欧米ではしっかりと社会に根づいています。日本ではこれからが期待される活動です。

ワーカーズコープは、ヨーロッパ、特にイタリア、スペイン、イギリスなどを中心に活動が盛んで、中には音楽など芸術を事業とする組合があるほど、しっかりと社会に根づいています。日本は数も規模もまだ遠く及ばないレベルで、この活動に関してはまさに発展途上という状況にあります。

私たちは世界のワーカーズコープの一員として、そして世界や日本のさまざまな協同組合組織の一員として、より一層の発展と普及をめざしていきます。

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